タミヤ模型、ミニクーパーの生産やめるってよ その2

前回のエントリーではタミヤ製1/24ミニクーパー生産中止について、未練たらしく綴ってしまった。

今回は、同プラモデルについて以前より疑問に感じていたことを記したい。
プラモデル自体というよりも、組み立て説明書(以下 説明書)についてである。

通常、タミヤ製品の説明書の1ページ目には、実物に関する素晴らしい解説が掲載されるのだが、1/24ミニクーパーの説明書において、ある文章がずっと気になっていた。
画像の囲み部分をご覧いただきたい。下記の通り記述されている。

協力 ワラシナ自動車
解説協力 邦 太刀彦(自動車史研究家)

彼らは一体何者なのか?

早速、ネットでググってみたところ・・・

ワラシナ自動車の情報はすぐに見つかった。
1976年、静岡県焼津市で創業。英国車を中心に販売・メンテナンスを生業とした自動車整備会社である。
タミヤ模型本社(静岡市駿河区)から割と近く、1983年、1/24ミニクーパーを模型化する際にタミヤ模型から協力を要請されたのかもしれない。
そして運命を感じてしまったのが、タミヤ製ミニクーパーが生産中止になった時期と同じく、2016年にワラシナ自動車は閉店しているのだ。

2018年1月現在、ワラシナ自動車のウェブサイトは現存。閉店のお知らせを見ることができる。
同社のスタッフの皆様が楽しそうに仕事をしている姿がアップされており、自分がクラシックミニのオーナーであったら、メンテナンスはここにお願いしたくなるだろう。
閉店になってしまい、非常に残念である。

次に、自動車史研究家 邦  太刀彦氏(以下 太刀彦氏)について。
ネット上では、1978年に「山と渓谷社」より『クラシックカー カラー』という著書を出版されているという程度の情報しか発見できなかった。
そして、この書籍、なんとamazonで6冊ほど古本が出品されているのだが、掲載されている車が古すぎて興味をそそられないことと、約2,300円前後と微妙に高額である為、購入には至らず。
現在のところ、太刀彦氏に関する情報は以上だ。

自身の好奇心と財力の低さに新年早々げんなりしたのである。



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